せっかくお米作りをしてるんだから、お米のことをもっともっと知りたいと10年程前からアジアの国々の農村を訪ねています。
例えばインドネシアのバリ島。
「バリ」と言う言葉には「お米」とか「貢物」(生贄という説もあります)と言う意味があり、現在でも大昔に造られた灌漑施設が生き、沢山の品種が作られています。バリ島には3度現地の農家を訪ねました。
その他にも、中国、ミャンマーや台湾、フィリピンなどの農村に行き、現地で稲作農作業を手伝いながら見せてもらってます。
国は違えど同じ農民と言うこともあって、どの国でもみなさんに本当に親切にしていただきました。
行きたい国は沢山あるけれど・・・限られた時間で、表面的ではなく、もっと現地の農民の方々と深いお付き合いやお話がしたい。
いろんな言語を覚えるのも大変だし・・そこで、訪ねる農村を日本のお米のルーツ中国雲南省に絞ることにしました。現地で田んぼで働く農民をお手伝いしたのをきっかけに、この数年は雲南省の片田舎曼南村の主に少数民族と呼ばれるタイ族の農民のみなさんと仲良くさせてもらっています。今では農民の方以外にも沢山の知り合い、友達ができました。
伝統的な少数民族はタイ族のお宅です。
高床式になってます。
一階部分には牛や鶏、豚などが飼われています。
中は意外に広く、お祭り好きの彼らは
よく何十人もの人を呼んで宴会しています。
去年までお世話になった農家もこのタイプの家です。
そして驚くなかれ、これが今年新築したタイ族の農家の家です。
現代中国の変化のスピードの象徴です。
僅か一年で上の写真の家からこんなピカピカの家に変ったのです。
比べてみると上の伝統的な家と形だけは似てはいますね。
一階には家畜達はもういません。
家畜の代わりいたのはトヨタの新車でした。
う~ん。。
木造家屋の新築祝いに集まったハニ族の皆さん。
今年初めてタイ族以外にハニ族のお友達ができました。
これは新築祝いの数日後の写真で、現地では小ぶりなこの家に当日は100人以上の人たちが集まりました。(上のタイ族の新築祝いには500人以上が集まったそうです)
さて、興味深いことにハニ族は文字を持ってません。へぇ~なんて話をしているうちに、実はハニ族語の1から6までを数える発音が日本語のそれと瓜二つなのがわかりました。これには超驚き!
日本の2が現地の3だったり6が5だったり数の前後はありますが、これだけ似ているのは偶然の一致とはとても思えません。素人目に見ても言語のルーツは一緒だと感じます。やはりルーツはお米だけではなかったか!
実は、言葉の関係ではもう一つの発見がありました。
今まで毎年お世話になっていたタイ族の仲間たちより、今年知り合いになったハニ族の話す中国語の方が明らかに私には聞き取りやすいのです。逆に日本人の私が発音する下手くそな中国語もタイ族の友人たちはかなり聞き取り辛そうですが、ハニ族には私の下手な中国語の発音でもかなり聞き取ってもらえます。これもなにか言語的に日本人とのつながりを感じさせる一幕でした。ちなみに、彼らにとって中国語はあくまでも公用語で、少数民族のタイ族・ハニ族共に今でも仲間内ではそれぞれの民族言語を使います。
中国には55の少数民族がいます。そのうち20の民族を超す少数民族が雲南省にいます。
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