誰一人

今日の書斎(お風呂)の一冊は「中国この先どうなる?」10年前本屋さんに並んでいた中国関連の本は総じて好意的なものでした。それが5年前になると好意的な本がガクンと減る代わりに批判的な本が増え、最近では批判的な本が8割ほどでしょうか。サクッと読めたこの本もきっと批判本なんだろうなと思いきや、意外にも余計な感情を控えた客観的な内容でした。

中国は日本人には理解できないスピードで変化しています。それを、いい、悪い、好き、嫌いで拙速に判断しないようにいつも気をつけようと思っています。テレビやニュースのあからさまな情報操作に引っ掛かるほど虚しいことはありませんもんね。「この先どうなる?」って、世界70億人の人間がいて、明日を経験した人は誰一人いないって、これ、とても素敵なことだと思います。