知らない人が圧倒的に多いと思いますが、これがコンバイン(稲刈り機)のハンドルです。
パッと見、戦闘機の操縦桿に似ていますが、どのボタンを押しても勿論ミサイルや機関銃は出ません。この操縦桿は360度グリグリ倒せ、左・右に倒すと倒した方向に機体は進み、前に倒すと刈り取り部分が下がり手前に引くと上がります。この操縦桿は右手で操作し、左手は常に前進・後進のスピードをコントロールするレバーを握っています。さあ、これだけ分かれば貴方も戦闘機パイロット(笑)
今日も今日とて田んぼから籾運搬している軽トラックが「もういい加減に休ませて~」と悲鳴を上げ(クラッチが滑り始め)昨日修理したはずの乾燥機が「まだ治ってません!」と断言する(バーナー異常)始末・・「軽トラよお前までもかっ!」
以前は何かトラブルが起きると一日イライラしていたものですが、最近では何もない日はないと覚悟していますので、何事もなく無事順調だとかえってこの先デカイ落とし穴が待っているような気がして落ち着かなくなります(イッチャッテマス)
人生も同じことなのかも知れませんね。
いいことばかり起きるはずもなく、悪いことだって思い通りに行かないことだって本当に沢山起きます。
だからこそいいことが起きた時にはその瞬間がバッ~っと輝く。
悪いことが起きる・思い通りにならない・・「それで当たり前」「いや、生きているということは、むしろ思い通りにならないことばかりの連続なのだ」と本気で心の底にグッと入れてしまえば・・ふふっ・・シメタモノデス。
誰かに脅迫されたかのように(実は誰もそんなことを自分に対して本気で求めてはいないのに)ベクトルは決まって紋切り型の一定方向=高い理念や理想を設定し目標に向かって努力邁進し目標をクリアーし、壁を乗り越え更なる努力を積み重ね、更に頑張っていく・・実に耳障りよく・一見間違いなく・体裁よく・そして散々若い時には自分も言ってきた、いろんな方からも耳がタコになるほど聞き飽きたお話。
努力や理想が悪い訳ではない。ただ、どうしてみな同じ方向ばかりを見続けるのか?見させられ続けているのか?その先に一体何があるというのか?日本の年間自殺者が3万人を超えるのは至極当然のことにも思えてきます。
逆に幸せのラインを意識的に落として見る。
実はそこからしか何も始まらない。
幸せは上方向にあるとずっ~~~と教えられてきたけど、実は下方向にあったんだ!ということにやっと数年前に気付きました。
コンバインの操縦桿を手前に引くと刈り取り部が上昇し空気を切るが、操縦桿を前に押し刈り取り部を降下させると稲が刈れお米がたくさん収穫できます。ほらね。やっぱり下方向(笑)
う~ん・・ナンノコッチャ。
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