私の隣人・葛生良一氏。彼とのご縁は何とも不思議で私の父親と生年月日が全く一緒、前の職場は横浜YMCAで同じビルの私は3階・氏は7階で同じ時期に働いていました。初対面は私がYMCAを辞める時、氏が慰留役として出て来た時でした。そして誘いあった訳でもなく別々の人生ルートなのに、現在は岐阜県の山里・福地に棲む正真正銘のお隣さんです。偶然にしては良く出来過ぎています。
今日は世間話からキリスト教の歴史について講義して頂きました。ユダヤ教とキリスト教の関係、キリスト教の成立過程における乱暴な歴史背景については特に分り易くお話しいただき笑ってしまいました。私は彼の話を聞くのが楽しく好きです。彼の視点はいつも少数派で、ある意味哀しくなるほど実直さがあるからこそ響いて来るものがあります。こんな講義の時は彼は本当に生き生きと輝き「おお、かっこいい!」
さて、仏教の釈迦さんもキリストさんも偶像崇拝を強く嫌っていたのに、弟子は早々に偶像崇拝をはじめ数限りない仏像や十字架のキリストを作ってしまいました。仏教の場合、「とらわれるな・こだわるな・空である」と散々唱えていながら当のお寺は豪華絢爛な寺社に金ぴかの仏像、戒名がウン十万円・・釈迦がこれを見たら「おいおい!なんじゃこれは??」とビックリして腰を抜かすかも知れません。
話をしながら二人でイチョウの葉がパラパラと散っていくのを見ながら「人生はあっという間ですな~」「散るイチョウ 残るイチョウも散るイチョウ」人生は誠に短いです。
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みーま (日曜日, 21 11月 2010 22:59)
私も同感!かっこいい!尊敬してます。
オーラを感じます。ずっと話していたい、そんな人。
百姓学校H (月曜日, 22 11月 2010 09:00)
葛生さんと会話をしていると、あたたさで包まれるような不思議な感じがして心地よいです。
山ちゃん (月曜日, 22 11月 2010 15:03)
みーまさん、ありがとうございます。
彼は我が村では間違いなく一番のインテリです。ハーバード。
彼の知識はもっとみんなに伝えないともったいないなぁ、人類の損ではないかとよく思うことがあります。これからもお元気でいろんなことを伝えてほしいです。
山ちゃん (月曜日, 22 11月 2010 15:14)
百姓学校Hさん、ありがとうございます。そんな彼も都会では尊敬の対象、ところが田舎では難しくて分らないと言われることもしばしば。私には全部分るけど。よって山田&葛生さんを我が村では二匹の狂犬と表現することもあります(主に二人が自虐的に表現する)都会と田舎は同じ日本なのか?と思うほどいまだに感覚や習慣が違うことがあります。意見を言わないのが田舎の美徳、正反対のアメリカでは意見を言わないのはアホと見なされます。なまじ山田も葛生さんもアメリカでの経験があるからなのか、ところ構わず(特に権力を疑ってかかる)一席ブツ訳ですね。これが田舎ではご法度・いけないことなんですね~みんな目を白黒させます。