今日はビニールハウス建てと2回目の種まきをしました。だんだん仕事がハードになってきて体のいろんなところが痛い。
米作り17年目でも、種まきしてから種が無事に芽を出すまではドキドキ不安なものです。
ここ福地は標高が600mありますので、気候やさくら前線は東北の仙台より北辺りとほぼ一緒です。例年東北と福地の農作業の日程はほぼ一緒ですから、今年は種まきをしていてもとても胸が痛みます。
東北と福地は遠いけどつながっています。
東電は今年の一月副社長待遇で石田徹氏を顧問に迎えています。石田氏は元資源エネルギー庁長官。その資源エネルギー庁の下部機関が原子力安全・保安院です。つまり原発の安全管理を監視する側とされる側が一緒だということです。クソミソです。
そんなところでつながっている。
東電の勝俣会長は地震発生の最中に、かつて東電担当だった大手メディアのOB記者らを東電の費用で会長自らが率い中国に接待旅行していました。大手メディアと東電が癒着している一つの例です。
つながっている。
東電管内(福島県を除く)ではテレビで「お詫びCM」が流れているそうです。お詫びCM・・テレビCMは30秒いくらでしょう?
そのCM料金は東電から確実にテレビ業界に流れている筈です。お詫びCMの受け取り方はいろいろあるかと思いますが、家や田畑、漁場や仕事を失う避難民の方々からすれば、何千万、何億円もするだろうCM費用なんて今は使わずに補償費に回して欲しいと思うのではないでしょうか。
冷静に何が起きているかを整理してみると、お詫びだろうが何だろうがテレビ業界は東電から多額のCM料金を受け取る訳で、テレビ業界からすれば東電はいわゆるお得意さんの関係です。震災後各業界のテレビCMは自粛ムードの中ですから、広告費で抱き込まれるテレビが東電のことを厳しく批判できない筈です。
つながっている。
だから、東電とつながっているテレビや新聞の情報を、私は鵜呑みにしたくてもできないのです。基準値の100倍もの放射能汚染水を「低レベル汚染水」と言い換えたのは一体誰だっ!?よく耳を澄まし、今までの常識を疑い、カラクリを知り、考え、行動につなげます。
昨晩の震度6の余震で外部電源が使えなかった原発施設がいくつもありましたね。原発に詳しい人ほど「ドキッ!!!」とした筈です。特に六ヶ所村。外部電源が使えないと言うことは原発施設にとっては即、首の皮一枚の状態と言えます。実に、想像以上に脆弱です。脆弱さは何も今に始まったことではなく、私達が詳しく知らなかっただけで、今までも原発の事故やトラブルは頻繁にありました。
なぜ今まで知らなかったか・・・テレビや権力、いろいろつながってますので、嘘や隠蔽はさほど難しくなかった訳です。これからは今までよりもっと多くの人でウソや隠蔽がないようしっかり監視しなくてはいけません。
本来なら原子力安全・保安院などが私達の代わりに監視してくれる筈なのですが・・・残念がら、つながってしまってますので・・・
私は今、正しく怒る時だと思います。二つ目の事故が起きたら真剣に怒ってみようかなんて寝ぼけていられません。昨晩の大きな余震を誰が予想できたでしょうか?大事に至らなくて本当にホッとしています。同じように予想できない事態が福島第一原発以外の別の原発施設で起きたらもう致命的です。
起きない?本当?昨日あんな大きな余震が起きたのは事実です。希望的観測は通用しません。
二つ目の大きな事故が起きた時は怒る時ではなく、もう手遅れ、あきらめる時だと思っています。
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