今日の中日新聞に、原発反対派でこれまで大手メディアに無視され続けてきた京都大学原子炉実験所小出助教の意見が掲載されていました。「お、中日新聞。」
昨日のブログで紹介しましたお勧め本の著者です。
原子力の専門家・研究者にして反原発派、「助教」という呼び名は以前は「助手」反対派だから大学からも冷遇され出世もできず、でも自分の信念に生きた方です。http://netwatch.24joy.net/fukushima/index.php?itemid=1073&catid=106
これまでテレビや新聞などでなんとも変だったのは、出演する大学教授や専門家が原発推進派の方で占められていたことです。情報統制。
いろんな意見があっていい、だって原子炉で本当に何が起きているのか、これからどうなるのかを正確に知っている人は誰一人いないのですから。
テレビや新聞では原発推進派の意見や反対派の意見をカンカンガクガクやって、その両方を見た私達がより広く判断すればいいと思うのです。
いろんな考え方があるから、その判断はちゃんと知った上なら本当に推進・反対どちらでもいいと思います。知るって大事だと思うのです。
推進派=安全派=御用学者だらけの報道では片側の意見しか知る事ができません。
だから信用性できないのです。
どちらの派もちゃんと出せばいいのに・・と思っていたら、1988年私が大学4年生の時のテレビでは推進派と反対派がガチンコ討論してました。
少なくとも今よりははるかに健全だと思います。
なんと23年前の番組なのに今見ても違和感がありません。
つまり、23年間何も変わっていない?原発増設のレールはもう23年前にズッシリ強固に出来上がっていたんだなぁ。
そこまで安全と言うなら福島や青森の田舎に迷惑をかけずに原発は東京湾に作ればいい、なぜ原発の電気を使わない福島の住民がここまで苦しまなくてはいけないのか?
こんな福島県の苦痛の上にこれほどの幸せや繁栄があっていいのだろうか?
小出助教が推進派から反対派に転じたのは「なぜ都会に原発を作らないのか」という疑問からでした。
節電もいいけれど、残念ながらそれは免罪符にはならないと思うのです。
「原発はイラナイ」
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