毎週水曜日に友人のKさんがピアニストとして出演するジャズBAR「サバサバ」にJ氏のお誘いで行ってきました。一ヵ月半ぶりにお酒を飲みながら、生まれて初めてのジャズバー。ジャズと稲作、どこかで似ている。変な感想ですね。例えばトラクターのエンジン回転数と、作業走行スピードと、田んぼの土質と、耕す深さと、天気がバッチリ合うと同じ農作業でも気持ちがいい。
ジャズも農作業もイレギュラーした時にどう合わせていくか、どうタイミングを合わせてどうもっていくかを即座に判断して対処していく。
いつも百姓学校で見るKさんがここではカッコイイアーティスト♡
何も知らない私は「あの立って演奏するバイオリンの化けモノはなんて言うのですか?」とJ氏に尋ねると「あ~あれはベースと言うんだよ。ジャイアント馬場さんはバイオリンとして弾いてた。」「へ~!!」
風評被害に対抗して福島や原発周辺の農作物を買いましょうと言うキャンペーン。私は同じ農民だけどゴメンナサイ買わない。同じ農民なのに薄情だと言われるかもしれないけれど「農作物がどれほど大気や水や空気を使って育っているか」を誰よりもよ~く知っているし、本題の本質がすり替わっていると思うのです。何で原発の責任を我々が享受して対処しなくてはいけないのでしょうか。
「風評被害はいけない!」のではなく「深刻な風評問題が起きる原発がイケナイ!」とはならないのが、どうにも私には解せない、実に解せません。これは明らかに問題のすり替えです。
農作物に関しては、全品放射能検査なんてことは勿論できませんし、検査を受ける農産物だけ事前に洗浄された後に計測するよう決められています。そもそも食べ物は内部被曝を問題にすべきで、現在の計測に意味があるのかどうかが非常に疑わしい。売ってる方も買ってる方も自分の情報や判断ではなく、たんなるイメージで安全と思っているに過ぎません。日本中が汚染されていればもう仕方ないけど、特に15歳以下の子供たちにいい加減な安全イメージで食べさせるべきではないと思います。
風評被害についても政府、東電は補償をすると明言しました。原発政策を推し進めてきたのですから、その被害を補償するのは当然です。責任は取ってもらいましょう。
「風評被害=買わない人が悪い=買う人は善人」なんて偽善の構図はオカシイ。「私には原発に関して知らぬ存ぜぬで政府東電を信じ過ぎ、原発事故を起こしてしまった事に対して責任の一端がある。だから危険かもしれない農産物を償いの意味で買って食べよう。」なら分かります。
この件に関しては(他の事は?もありますが)武田教授のご意見に賛成です。http://netwatch.24joy.net/fukushima/index.php?itemid=1262&catid=105 http://takedanet.com/2011/04/post_faf5.html
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