お米の検査員研修、初めて玄米の分析を体験。
20もの皿に乗った玄米を1等米、2等米、3等米、規格外の4種に判定し、更に「あいちのかおり」「コシヒカリ」「ハツシモ」「キヌヒカリ」の品種名と整粒歩留まりを書き込む模擬テスト。
ちなみに私がこれまでに見たことがある品種は、この中で「コシヒカリ」のみ(爆)
資格を取るには8割の合格率が必要となります。第一回の私の正答率は20皿中14皿で正解率7割。非常に難しい微妙な判定が必要となります。
私の左隣の席は岐阜県の米穀業者S氏、右隣は静岡県の米穀業者S氏。私は米穀業者さんに挟まれてます。
左隣のS氏の玄米判定正解率は初回にしてなんとクラス最高の9割!スゴイ!若い時から米穀業の2代目としてキャリアを積んで来られた賜物です。
クラスの仲間たちとも打ち解け「全問正解者はみんなに一杯おごれよ~」なんてゲラゲラ笑ってましたが「最高得点者はみんなに一杯おごれよ~」にしておけばよかった。既に沢山の友達ができました。財産です。
同級生は農家からお米を少しでも安く仕入れたい「米穀業者」さんと、逆に米穀業者にお米を少しでも高く買ったもらいたい「農民」の2種類の人間に分類できます。
これが玄米判定に面白い傾向を生みます。
実際の流通では、お米の等級が上がるとお米の値段も上がります。
判定基準も玄米も一緒なのに、米穀業者研修生は判定が厳しくなってお米の等級を少しでも下げようとする傾向があり、逆に農民研修生はお米の等級を少しでも上げようとする傾向がハッキリと見て取れます。
お互いの立場の違いから「それは厳し過ぎる判定だ」「甘過ぎる判定だ」と笑いながら互いを冷やかします。判定結果の甘辛を見れば、その方がどちらの立場やバックグラウンドなのかが分かってしまいます(笑)
そんなこともネタにしながら、みんなでゲラゲラ笑ってますが、真面目に考えると実はかなり生臭~いお話です(爆)
研修講義は来週にあと3日間、実技筆記試験1日、秋に実技研修3日間。
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