トラクターに牽引するトレーラーにコンバイン(稲刈り機)を載せ村中を稲刈りして廻る。僅か3週間ほどの期間に、数十人の稲刈りとモミの乾燥をしなくてはいけないから寝ても覚めても一に段取り、二に段取り、三四がなくて五に段取り。
誰が何の品種を作っていて、どれくらいに稲刈りできて、面積がナンボで、今日はあのおじいさんは病院通いだから稲刈りは明日にして、あそこはイノシシに入られている田んぼだから先に稲刈りしなくちゃいけないし、あの人は明日玄米取りに来られるし、今日はあの方、明日はあの方がお手伝いに来てくれていて、乾燥機は何台空いてて、運搬コンテナは後いくつ余裕があったっけ、コンバインやモミ摺り機はそろそろあの部品が故障しそうだetc・・・稲刈り時期にはスゴクいろんなことをババババっと一瞬にそしてずっ~と沢山考えなくちゃイケナイ。そんなことをず~っと考えながらトラクターを運転してコンバインを牽引している時の顔。
稲刈りはまるで複雑怪奇なパズルだ。よし、明日の段取りはこれで行こう!全ての段取りをやっとの思いで決定し、明日雨が降れば全ての段取りはご破算。だから段取りと共に天気やその他の状況に頭を合わせてズバッと切りかえる。そんな能力も稲刈りには必要なんです。
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