一晩中もがき苦しんで、一日で床擦れのような怪我が体中にできて、目も力なく開かず、何も食べない飲まない。朝5時それでもうららは生きていた。「よく頑張ってくれた」ボロボロになった体を撫でてあげながら、嬉しさと辛さが入り混じってまた涙が出た。朝、馬仲間に教えてもらった獣医さんに電話。馬を扱える獣医は非常に少ない。獣医さんから聴診器をお借りした。腹に大量のガスが溜まっている。早速6リットルの点滴。それでも効き目がなく浣腸することに。肛門から腕を突っ込み浣腸の管を入れる。浣腸で肛門から勢いよく出る糞と液体を獣医と私は派手に浴びながら、「出せ!出せ!もっと出せ!」と二人して叫んでた。3度の浣腸でやっとガスが少し出た。
夕方少し元気が出てきたようだが、うららは馬としては相当な高齢。まだ予断を許さない。高齢だが、私にとっては「永遠の2歳児」のようなものだ。
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