これが放射能測定における計数誤差の計算式です。
誤差をいかに小さく正確な測定数値が出るようにするかが放射能測定で一番大事なことになります。それにしても元々文系な私には難しい式に見えます。
この数式を簡単に言葉で説明すると、放射線が弱いと測定誤差が格段に増えてしまうということです。実測でもおよそ10ベクレル/kg以下の数値は誤差の振れが大きくなり正確さに欠けてきます。不確かな数値をお渡しできません。責任を持って数値をお知らせする立場ですので、実測の経験を踏まえ現時点では測定下限値は余裕を持って20ベクレル/kgに設定しています。
それでも放射能測定で依頼いただく農業者や一般家庭の方にできる限り正確な数値をお知らせする、また特殊な放射線測定を説明する場合はなるべく平易にするよう努めています。
去年の今頃は自分が放射能測定するなんて夢のまた夢。
状況はどんどん変化していきます。
毎日測定をしている放射能数値から、誰にも予想できない世界に突入してしまったことだけは日々痛烈に実感できます。東電も政府もマスコミも大事な事実を知らせてません。
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