カエルを鍋に入れて火をつけると徐々に水温が上がっていって気付かない・・気付いた時にはカエルは茹で上がり死んでしまうと云う例え。
福島は遠く東京も遠い。チェルノブイリやスリーマイルも広島も長崎ももっと遠い。水俣病やイタイイタイ病、足尾鉱毒はつながらないほど遠い。田舎の選挙が原発問題とつながるなんて夢にも思えない。
原発事故は福島で起きた、遠い、東京から放射能が検出された、大丈夫まだ遠い。静岡のお茶から出た、まだまだ遠い。粉ミルクから放射能、だいぶ近づいてきたけどまだ大丈夫、うちには赤ちゃんはいないから。
原発再稼働、どこかまた遠い所の問題。大丈夫、政府の人たちが大丈夫と言っている。もう二度と同じような事故なんて起きない。テレビでは今日も大して面白くもないお笑い番組で一杯だ。大丈夫、まだ、お湯はぬるい。
茹で上がるにはあと3~4年はかかる。
直ちに影響はない。なるほど。
粉ミルクからセシウム。
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オージー (木曜日, 08 12月 2011 13:42)
またブログにお邪魔します。
うちには赤ちゃんが一人いて、幸い母乳1本で何とかなって
いますが、そうでなければ粉ミルク問題は直撃でした。
実は昨日、会社(カタログハウス)の仕事で、
福島のホテルで福島在住のお客様を招いた交流会を行い、
スタッフとしてお話を伺う機会がありました。
「東京の人に“あれ”(福島第一原発)を持っていって欲しい。」
私がこれを直接言われたのは2回目です。
原発推進でお金を沢山もらっている人もいてグジャグジャしている
のはおいといて、
この感情は普通の人がおそらく皆持っているのではと思います。
たまたま会社がこういう活動をやっていて、
たまたまスタッフとして派遣される立場にあるからこういう声に
触れられますが、それがないとどんどん無関心へと流れます。
何かを知ったところで、自分に直接関わることでないと
結局自分からは動いてませんが、
何とかそういうものに触れられる状態に自分を置いておいて、
自分がイノベーションされる機会を持っておかないと、
危ないなと、思います。
山田さんのこのブログも、
自分にとってはそういう機会のひとつになっています。