この本、先日読みやすいと褒めたばかりの本ですが、読んでいると途中から雲行きが怪しくなってきました。前半は中立だったんですけれど、徐々に語り口が乱暴に・・そして内容は中立から安全派へ大きく移行してきてます。まだ途中ですが、この時点で既に私の中では「う~ん良書とは言えません」ゴメンナサイ。
さて、うちの放射能測定器はヨウ素とセシウム2種の合計3核種が計測できます。それぞれの検出限界と言うのは測定には重要な要素で、これは20回以上の連続計測から標準偏差を出し、さらに3σ(シグマ)または3.3σをかけて算出します。数日に渡る算出にご協力いただきましたK氏、ありがとうございました。
通常測定30分間測定の検出限界
I-131(ヨウ素131) 8Bq/kg
Cs-134(セシウム134) 10Bq/kg
Cs-137(セシウム137) 8Bq/kg
1時間測定の検出限界
I-131(ヨウ素131) 4.2Bq/kg
Cs-134(セシウム134) 8.4Bq/kg
Cs-137(セシウム137) 4.2Bq/kg
2時間測定の検出限界
I-131(ヨウ素131) 3.4Bq/kg
Cs-134(セシウム134) 3.6Bq/kg
Cs-137(セシウム137) 3.4Bq/kg
4時間測定の検出限界
I-131(ヨウ素131) 2.9Bq/kg
Cs-134(セシウム134) 3.6Bq/kg
Cs-137(セシウム137) 2.9Bq/kg
8時間測定の検出限界(まだ不十分な参考数値)
I-131(ヨウ素131) 2.5Bq/kg
Cs-134(セシウム134) 2.7Bq/kg
Cs-137(セシウム137) 2.5Bq/kg
8時間計測以上の検出限界は算出するにはまだ十分な実測値が足りません。ただし4時間計測でごく小さな数値になったので、これ以上は数値としては大きく変わることはないでしょう。2時間4時間計測では予想外に検出下限数値はずっと小さい数字=信頼性が高いことも裏付けが取れました。
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