僕は2日間浸かれるだろうか

映画「マイウェイ」オダギリジョーとチャン・ドンゴン

脚本はよくできています。日本人・朝鮮人・ソ連人・ドイツ人・・国籍を超え権力を持つと同じ思考に陥り同じ問題が起こることがよく表現されてました。

 

極寒ソ連で日本人捕虜が木材を切り出すシーンは、シベリアに抑留されてた親戚のおじちゃん(故)の話を思い出しました。彼は収容所から脱走を成功させた数少ない兵隊さんでした。脱走するために収容所の肥溜めに2日間浸かっていたそうです。一緒に逃げたもう一人の戦友はわずか数日で死亡。

 

もう一人のおじちゃん(故)はビルマ戦線インパール作戦で狼兵団として戦い、部隊が壊滅、奇跡的に帰って来れた話をしてくれました。

今となっては小説「俘虜記」や「野火」の様な貴重な話を肉声で聞くことができてよかったです。