建設途中の原発を抱える青森県東通村の越善靖夫村長は2012年2月2日、都内にある東京電力本社を訪れ、東通原子力発電所1号機の工事再開を求める要望書を提出した。
東京電力の東通原発1号機は、2006年に準備工事が開始。2011年1月、着工した。しかし、東日本大震災による福島第1原子力発電所の事故を受け、東京電力は建設工事を中断。再開を見合わせている。
越善村長は東京電力の西澤俊夫社長との会談で、「資源小国である日本において、エネルギーの安全保障、地球環境問題などの課題を解決しつつ、現在の日本経済や生活水準を維持していくためには、再生可能エネルギーや省エネルギーの推進はもちろん、将来にわたり一定の比率で原子力発電を維持していくことは必要不可欠」と述べた上で、東通原発1号機の建設工事の早期再開を求めた。
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