お米の配達の帰り道「あ~お腹が空いた」時々寄るとんかつ屋さんへ。いつものロースかつ定食を注文。
ところが、ウエイトレスさんが運んできたとんかつを見て絶句。
ペラペラなのです。いつものとんかつの5分の1も厚みがない。これはとんかつではなくハムカツか?とにかく大きさも極小なら厚みもまるでペラペラ。いや、空を飛べそうなくらいペラ~ンペラ~ン。
「ななな??」驚いて「お姉さん、これ何かの間違いではないですか!?」と聞くも「いいえ、いつものgと変わりません。」と平然と答えられ「う~ん・・」
食べてみたらひょっとして口の中で大きくなるのかと思ってみたりするが、当然そんなこと起きるはずもなく、人生初めてのあっちが透けて見えそうなとんかつを未知の物体と遭遇するようにひっくり返したり箸で突っついてみたりする。味は確かにとんかつだけど、何度見てもひっくり返しても「出会ったことのない薄さだ」これはなにかの冗談か?
私のスマートフォンの方が厚いではないか!!!
そこで気づいた。
私ともあろうものが一瞬たりとも、たかがとんかつ一枚でうろたえるとは不覚であった!!「これはドッキリカメラに違いない!!」
フフフ・・テレビ局も相手を間違えたというものだ。逆にこっちが驚かしてやる!(ニヤリ)
すかさず店内をぐるりと見渡しカメラのありかとスタッフらしき人物を検索。が、それらしき雰囲気が全くない。
「しまった、これはドッキリじゃなくてエープリルフールだ!」
店員もお客さんも全員がグルで、一斉に立ち上がって私の方を見ながら「ハッピーエープリルフール!」なんか叫んじゃう段取りなのか?
いや、まて、エイプリルフールは今日じゃなくて明日だ。
と言うことはなんだ?これは?マジか?
通りがかったウエイトレスさんを再び呼び止め、いつもこの店で出てくるとんかつの厚みが、今晩のは5分の1もないことを切々と訴える。が、ウエイトレスさんはこれが標準ですと繰り返すのみ。
そんなはずはない、私は夢を見ているのか?
「このメニューの写真を見てくれっ、えっ、私のこれとはあんまりの違いではないですか。スマホの方がとんかつより厚いなんてあり得ないでしょ(泣。」と、はっきりその薄さが分かるようにとんかつを挟んだ箸を横にしてアピール。
すると今まで平静だったウエイトレスさんが初めて表情を崩し「あっ?」とも「ぎゃ?」ともわからぬ短音を発して「あらら・・はい、確かに薄いです・・今厨房に確認します」と青い顔。
いやいや、誰が見たって車で踏みつけたような薄さだよね。(号泣)
で、とうとう店長コックさんが出て来ました。「お客様、ちゃんといつも通りgを量っておりますが・・」とおっしゃるので「スイマセンガ、いつもとはまるで違うし、メニューの写真ともまるで違い、薄いにも程があると思うのですが、もしや、これは、とんかつの新境地なんでしょうか?(涙」と訴えてみる。
と、慌てたように老眼鏡を取り出し、まず、とんかつを見「あっ」メニューを見「おっ」と声を上げられ、次に私を見「すいません!すぐに揚げ直しますので!」・・バタバタバタ。。
超特急でいつものとんかつが出てきました。
はい、これがいつものです。いつものとんかつなのに何だかえらい厚切りに見えてしまいますが。それにしてもあの薄型はお子様メニューにも載ってないし、ひょっとして賄い?だったんでしょうか。
食べ終わって店を出るまで一応ドッキリカメラのスタッフが飛び出てくる可能性も0%ではないのでキョロキョロ警戒。ついでに他のお客さんのとんかつも何気に偵察。ああ、やっぱいつも通りの厚みでよかった。
それだけの厚みがあれば、とんかつは空を飛べない。(笑
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ひさし (日曜日, 01 4月 2012 11:11)
結局のところ、店長コックさんの「あっ」の原因は何だったのですか?
何がどうなって間違ったのかが知りたいです、私は。
もしかしたら、ヴィナーシュニッツェルだった?
山ちゃん (日曜日, 01 4月 2012 21:57)
はてさて、そこは私にも謎です。ミステリーなとんかつの方が夢があっていいです(笑