「人間の基本」曽野綾子著 新潮新書刊
若かりし頃キリスト教に興味を持ち三浦綾子や曽野綾子の本を何冊も読んだ覚えがあります。
何気に目に留まって「久しぶりに曽野綾子氏を読んでみるか」と買いました。
ただし、帯の‘恐るべきは精神の貧困‘はまだよしとして、‘人生を無駄にしないための‘と言う表現にはかなり引っ掛かりがありました。加えて裏表紙の曽野綾子氏の‘ローマ法王よりバチカン有功十字勲章‘とか‘2003年文化功労者‘という経歴紹介に「ん?そんなことをヒケラカス人だったけ??」
そう言えば氏はどうして笹川良一亡き後日本財団(旧日本船舶振興会)の会長になっていたのか?若い時には曽野綾子の本に特段の印象もありませんでしたが。その分余計に引っ掛かったり疑問だったり。
内容は私にとっては愕然。。。説教臭く、セレブの御嬢さん臭く、特権階級臭く、それを多分自覚していない文章、曽野綾子氏もずいぶん歳を取ったんだなと思わずにいられません。
表現も内容もひどく硬直化してます。「あ~ぁ、こんなになっちゃったんだ・・」私にとっては突っ込みどころ満載の珍しく残念な本です。
なるほど日本財団元会長。なるほど現・日本郵政社外取締役。
人間肩書きは関係ないですね。硬直化したらこんな風になっちゃうんだ、それとも多くの肩書きや名誉がそうさせるのか???
「あ~怖い怖い!!」こういうのが私にとって「一番コワイ」
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松尾 (火曜日, 24 4月 2012 23:56)
久しぶりに書き込みします。
曽野綾子氏は保守の皮をかぶった利権屋で夫君の三浦朱門氏と
もどもいらん論客で早く引退したほうがいいと思ってます。
裏では、エロオヤジ顔負けのことをやってるみたいですね。
http://uwasanoshinso.tripod.com/ishii-mitsuko.htm