この田んぼが最後の代かき作業。
ご近所Y氏から栄養剤の差し入れ、Yさんありがとう!
駆け出しの頃はよ~く夜中まで彼の家で将棋を指してました。
二人ともヘボの中のヘボな将棋で実力は五分五分の超低空の好敵手。面白いことに私が5連勝すると今度は彼が5連勝。お互い口惜しいったらありゃしない。勝った方はふんぞり返って「ぐははははあー!!」と高笑い。
負けた方は必ず土下座して「申し訳ございませんでした。私が負けました。」と神妙に言わなくてはいけません。そこをふざけたり悔し紛れで言うと何度でも「よく聞こえなかったなぁ~もう一度言ってもらおうか。」となり何度も土下座をすることになります。
無事神妙に言い終えた後「キィー!!」
我が父は私が言うのも何ですが、素人ながら将棋がかなり強く、結構な段持ち者でも平気で喰っちゃうような人です。
私と将棋をする時は「待ったするなよ。人生も将棋も一緒だからな。待ったは人を弱くする。」と偉そうに言うのが口癖でした。(でした ってまだ元気です)それ以来、私は誰と将棋をするにしても父の教えを胸に「まった!」と言ったことは一度もありません。
父とはもちろん何度か対戦したことがありますが、私ではまるで歯が立ちません。残念ながらきっと一生勝てないでしょう。(弱って寝たきりになったら襲いかかってみようかな?)
でも何度負けても口惜しくても当然父の前では特に「待った」の一言だけは口が裂けても言えません、言いません。
ところがある時、舐めてかかったのでしょうね、警戒を怠り、父は一度だけ素人の私に、あろうことか本丸を破られ天守閣4階まで追い詰められたことがありました。
結局は仕留められずに返り討ちになりましたが、父の最もヤバイ局面で出た言葉
「うっ、まった!」
「ああん??????おやじ・・、今なんて言った??」
父の予想外の言葉に心底驚き、あっけにとられ???集中も何もあったもんじゃありません。
・・・せっかく追い詰めたのにそれを機に大逆転されました。
「グハハハハ、引っ掛かったな正隆!お前もまだ青い、青い。」
「キーッ!」
田植えは残すところあと3~4町歩、時間にして約2日半と言ったところ。田植えが終わったところで農作業はその他にも沢山続くけれど、とりあえず先が見えてきました。もう一踏ん張り。
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なべ坊主 (月曜日, 21 5月 2012 02:45)
1日あたり、15反ですか、、、、本当に
当たり前を、当たり前でなく、すごされているのですね。
こんど、将棋しましょう(笑I
金冠日食の朝に、おやすみなさい
くま (火曜日, 22 5月 2012 17:21)
お疲れー。
こちらは、23、24日と田植えして残務整理に入る予定です。
山ちゃんとの早苗饗を楽しみにしてまっせ。
ちなみに、滋賀県にお付き合いしたい農家を見つけました。
どう?