「TPPで日本は世界一の農業大国になる」浅川芳裕著・KKベストセラーズ刊
昨年出たこの本を読むのは今回で3回目。
一度読んだ本を読み返すのは、私にとっては珍しいことです。
内容について賛否はどちらでもいい。特筆すべきは今まで語られてきた農業とは明らかに視点が違うことです。「同業者のみなさん、現代の農業者なら、この本は読んでおくべきだと思います。」
著者浅川氏には東京で会って少しお話したことがありますが「勉強になりました」と言う私に「内容に責任は取りません」とキッパリ。それでいい。彼の視点こそは大いに勉強になります。
「外国が攻めてくる!」と農協に動員されて、自分の意見もなしに訳も分からずTPP反対の集会に参加するなんて無残。別にTPP問題があろうとなかろうと、農業者としては、この本や浅川氏の視点は押さえておくべきだと思います。
さて、いろんな人から「山ちゃんはTPPには賛成?反対?」と聞かれるのですが、答えは「どっちでもいい」知れば知るほど私にはそう思えてきます。TPPに関して、私は賛成派でも反対派でもありません。どちらに転がっても生きていけるように、自分なりに勉強だけはしておこうと思います。
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