カブトムシ、ゲンゴロウ、バッタ、セミ、フン転がし、その他にも見たことのない幼虫・昆虫が一杯のポスター、ラオス製。でも、これ、昆虫図鑑ではありません。ラオスの昆虫の食べ方指南・普及用ポスターなのです。
強烈なのは、この中に少なくとも3種類の「カメムシ」がいることです。カメムシは炒めるか、磨り潰すか、串焼きにせよとあります(爆)
岐阜大学応用生物科学部(旧農学部)のM教授は長年タイ・ラオスの稲作を研究されてきた方で、ラオスのコメ作りについて教えてくださいとお願いしたら快諾してくださいました。
日本ではカメムシは稲の害虫。ラオスもカメムシは多いのですか?とお伺いしたら「何を言っているんですか?ラオスでは人間がカメムシを食べちゃうんですよ」「ええ~~!?」「ほらほら」と、それで教授が見せてくれたのがこの普及ポスターなのでした。
「記念にこれ差しあげます」と言われ大喜びで頂いてきましたが、さて、どこに貼ればいいのでしょうか?
「貧しい」から昆虫も食べちゃうという見方では片手落ちです。なんでも食べられちゃうほど「豊か」なところだということです。ラオスに飢餓はないと言われてます。ラオス人は「森」を食べているんです。
日本だってイナゴや山菜や自然薯や、蜂の子やいろんなもの食べてましたね。でも、カブトムシやセミは努力すればイケそうな気もしますが、カメムシはやっぱり・・。
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