お米を守るために始めたイノシシ猟。今日は狩猟免許更新講習会。たまたま隣席は、世の中にはいるんですね~美人猟師さん。彼女は校庭ぐらいの敷地でイノシシの群れを飼ってらっしゃるそうです。
面白い話をして下さいました。
彼女の飼うイノシシの群れは8頭ほどで、長年増えも減りもしない。敷地に合わせて個体数を自分たちで調整しているようだと言われるのです。
まだ独り立ちしてない子供の後に次の世代の子供が産まれると、母イノシシが新しい子供をわざと踏みつけて殺してしまうのだそうです。(その後食べてしまうらしい)また、一定の頭数に増えると大人イノシシも含め誰かが自然に死んでいく。え~っ。
新参者のイノシシは群れ全体で完全に無視、エサも分けてもらえず死んでしまうそうです。ほぉ~。
母イノシシは子供に鳴き声で「そこは危険」「隠れろ」などと指示し、子供は正確に従うそうです。はぁ~。
出来のいいボスは、群れに危険を察知すると率先してその危険を確認しに行き、長期政権を保つそうです。
人間の彼女はボスイノシシの更に上の地位。その他の群れのイノシシもその上下関係をしっかり理解し、ボスイノシシの指示に従うそうです。フ~ン。
他にもイノシシに関して知らなかったいろんなお話をして下さいました。
農民の私にとっては天敵以外の何物でもない、殺す対象でしかないイノシシ。
でも、イノシシ達にも彼らなりの社会の掟やコミュニケーションがあるんですね。驚きました。
なお、出来の悪いボスは、力を見せつけるように群れを乱暴に支配するけど、最終的には群れから仲間外れにされたり、若者から力で政権を奪われるそうです。
なるほどぉ~。
これなど人間の世界にも十分当てはまる事例、パワハラ上司はイノシシ界でも嫌われるということですね。
美人猟師さん、将来はイノシシと話ができるようになりそうです。いずれ本「イノシシと話す女」が出版されかもしれません。いろいろ教えていただき「ありがとうございました。」
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