九州の亡き大叔父は大戦中ビルマ戦線の狼兵団で戦った。高校の英語教師だったから通訳兵。生前病床でビルマ戦線を語ってくれた内容は、まるで大岡昇平の「野火」そのもので驚いたものです。
戦後は食糧難のビルマのためになりたいと高校教師を続けながら、ビルマで多収稲の品種改良・普及に取り組んだそうだ。農業界のカリスマ、あの福岡正信氏とも一緒に何回もビルマに渡った。開発された新品種は「ハッピーヒル」と名付けられたそうだ。いわく「確かに多収だったけど美味くなかったなぁ~」
昨日の新品種?のことを考えていたら、今は亡き大叔父小田先生のことを思い出した。生前の小田先生は、病床で僕が農民になったことを喜んでくださって、戦争やビルマ、イネや品種改良の話を嬉々として話してくれました。生前もっともっと話を聞いておけばよかったなぁ・・。
そうだ、昨日の新品種の名前は福地は標高600mだし「ハッピーヒル・シックスハンドレッド」にしよう。いや、してしまおう。命名してしまえば、ユースケとの億単位の新品種の利権争い、有利に働くかも知れない(爆
(蛇足)新規就農者の多くが読んでる「藁一本の革命」で有名な福岡正信氏は小田先生の師にあたり、九州の米農民なら誰でも知ってる元福岡県農業普及センターの宇根豊氏は小田先生の高校の教え子にあたります。
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