「馬頭観音」は衆生の無智・煩悩を排除し、諸悪を毀壊する菩薩である。
なぜか馬頭観音はどれも目を吊り上げ怒った顔をしているけど、どれも頭上には馬がいる(観音様が馬にまたがっている場合も一部ある)。
この頭上の馬が、人々の無明や煩悩をまさに大食の馬の如く食らい尽くす。
さて、みんな馬のうららを見ている時はいろんなことを忘れ、童心に帰ったような目になる。だれもが「うらら」を触ろう撫でようとするし、草や人参やりんごを持参してまで与えたい気持ち一杯で接している。そして、ほとんどの人が赤ちゃん言葉でうららに話しかける。そんな平和な光景をたくさん見てると、確かにその瞬間うららが僕たちの煩悩を食べてくれている気がする。
それにしても、観音様の頭の上に馬を載せようなんて発想したのは最初は誰だったんだろう。
ヒンズー教には上半身が象さんなんて神様もいるけど、すごい組み合わせ&想像力だと思う。だけど、、分かる気がする。
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