お隣・兼山町(現在は可児市に合併)は、織田信長の小姓「森蘭丸」の生誕地。
これは、森蘭丸を中心に森一族と兼山城(兼山城)をまとめたもので小冊子ながら読み応え充分、誰が執筆したのだろうと感心するくらい上手くまとめられていて勉強になりました。兼山歴史同好会編。
本能寺で織田信長と共に戦死した森蘭丸、他に兄弟の力丸・坊丸の弟がいて同じく本能寺で戦死しています。
蘭丸の末の弟・仙千代=後の森忠政だけが戦国の世を生き残り、美作国18万6千石の大大名になり、子孫は赤穂城主として明治維新を迎えることになります。そんなご縁で兼山町と岡山県津山市は姉妹都市だそうです。
今は商工業も廃れてしまい、平成に合併された隣町可児市の人口10万人に比べこの小さな街は1500人足らず。あまりにも規模の違う合併でしたが、江戸期には兼山は商業の街として、近隣どころか東濃・中濃地方を制覇するほど栄華を極めまていました。
ここ福地は元々苗木藩領。苗木も天正10年(1582)に蘭丸のお兄さん森長可に攻略制覇されています。
歴史好きな自分にとって知れば知るほどこの街の歴史は面白く、いろんな示唆があります。残念ながら兼山には商店もほとんど残ってませんが・・歴史好きな方、兼山散策ご一緒しませんか?
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