二日間お隣の店舗出店でいろいろ教えていただいた中島豆腐店さんのお豆腐を心して「いただきま~す。」
~以下は中島豆腐さんのインターネットの記事から抜粋~
「使用される国産大豆は輸入大豆と比べ値段は約10倍以上の違いがあります。中島豆腐は60kgの大豆から約150丁作ることが出来て天然の海水にがりだけを使用して作られる。これに対し、安く売られている豆腐は60kgの大豆から約2000~3000丁作られ、にがりと化学物質を用いてのばして固められるので、大豆の濃度が明らかに違います。」
なるほど、中島豆腐さんは十倍近い値段がしてもうなずける訳です。
はて、では、これをお米に置き換えるなら作り方に超こだわってお米が10分の一しか取れなければ、市価の10倍の価格で買っていただけるのでしょうか?
答えは「できる」
作り方、味わい、意味、格好、想い、プロモーションがカチッと整いお客さんに通じれば間違いなくその値段でも通ります。
お話は、何もわざわざ単に価格を高くしようとか、暴利を挙げようというのでは勿論なく、美容院、車、家、航空賃、中華料理etcありとあらゆるモノの価値や値段は現実の世界でも違って10倍の価格差なんて当たり前ということです。よく見渡してみるとそんなことは身の回りでも、とっくに一杯起きていて例など枚挙にいとまがありません。
で、なので、お豆腐にできることはお米にもできるのです。
「豆腐だから、加工品だから、歴史が違うから、農業だから、背が高いから、低いから、歳だから・・」人はもっともらしい言い訳をすぐに見つけては言ってしまう天才です。現実に目の前に起きていることでさえも「ありえない」と否定する。
なんというラッキーなことでしょう!私は中島豆腐さんの市価の10倍もするお豆腐がどれくらいどのように売れていくのかを、5分でも30分でも1時間でも半日でもなく、なんと二日間もず~~~っと見続けることができました。
これは強烈な体験になりました。どんな経営コンサルタントが何をいうよりも説得力のある現象をずっ~~っと見れたのですから。金額に換算したらかなりの体験です。
加えて、彼から一日目にウチの売り方のアドバイスをもらい、これまでのちっぽけなこだわりや囚われを一旦横に置いて(コレ、ケッコウ勇気ガ要リマス)二日目店構えや売り方をガラッと変えてみました。これだけで結果7割売上増。
お餅を販売しながらお隣の豆腐屋さんによる2日間の実戦付き無料販売セミナー(笑)
「むむむ・・明日はどうしようか?」なんて一日目の晩に考えてたら夢まで見ちゃいました。
今回はラッキーにも程があるという幸運に恵まれ、中島豆腐さんには販売だけでなく生産や製造、生き方にまで触れるような示唆をたくさん頂いた2日間でした。ものを作り売り買っていただくのは難しくも面白く相当深い世界が広がっています。
間違いありません、一生勉強です。
お越しいただいたみなさん、中島豆腐さんをはじめ裏庭マルシェでご一緒させていただきました皆さんにこの場をお借りして御礼申し上げます。
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