大事にすること

沖縄とお隣白川町での研修を終え、この1月から新規就農した吉田君。

後継、お金、なんとなく、自然派、社会派・・・何を大事に思って農業を仕事に選んだ理由かは十人十色。


吉田君と二人でそんなことを話していたら、やり方や手段は違えど根本的に何を大事に農業を選んだのかがソックリだった。腰を抜かすほど驚いた。


一口に農業といっても裾野や業態は広く、ましてや個々人の経歴や年齢やバックグラウンドは全く違う。20年間何を一番大事にしているか、深いところでほかの農民と同じだったことは正直なところ一度もない。というか、そこまで深い話は心のどこかでしないようにしていると言ったほうが正確だとも思う。


彼の語りを聞きながら、鳥肌が立ってきた「おお、まるで同じことを考えてそこを大事にしているいる人がいたのか」

同じである必要はない。でも大事な部分を共有できることは、なんという心強いことだろう。ひとりじゃなかったか、農業20年目にしてなんとも素晴らしい出会いに恵まれました。