「そういえば、学校で隣の子がバタフライナイフ持ってたの」
「それは危ないね!!」
「そう、私怖かったから、早速今日私もお小遣いでバタフライナイフ買いに行ったの」
「えっ、その子にそんな危ないもの持って来ちゃダメって言わないの?」
「だって、その子狂ってるんだもん、いつ襲ってくるかわからないだもん。あと、ターバン巻いている子も狂ってるわ。その子はちっちゃなカッターナイフしか持ってないけど」
「それでね、友達がその子に切り付けられたら友達を守るために私のバタフライナイフでその狂った子を刺すつもりなの」
「おいおい、その友達って・・あの体のデカイ喧嘩ばかりしている子じゃない?」
「そうそう、この前もイスラムの友達にお前バタフライナイフの超デカい奴持っているだろ?って疑っただけで殴る蹴るの暴力はたらいてたわ。結局その子はバタフライナイフなんて持ってなかったんだけど・・・」
「今度はお前も殴れよって言われてるんだけど」
「それって、その友達の子も狂ってるんじゃない?」
「そんなことないわ。その友達体は大きいし強いし」
「体大きいのと正常とは関係ないじゃない?」
「いいの、わたしそのお友達と守り合おうってもう約束したんだもん」
「いいのかなぁ~。・・あれ?それって盗聴器じゃない?どうしたの?」
「その友達がいつも持っててって渡されたの」
「盗聴器渡されたって・・その友達って、本当に友達なの?」
「もちろん!その友達のおうちの借金もたくさん買ってあげたのよ。お金も汗も血だってダラダラ流しても構わない。盗聴ぐらいなによ。私なんでもするわ」
「大丈夫???」
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