大乗仏教は仏教にあらず?

やっと読了。
読んでる最中
「そんな馬鹿な!」
「滅茶苦茶じゃん!」
「そんな乱暴な!」
「おいおい、冗談でしょ!?」
と、何度となく思わず声をあげてしまった本。
これまで描いてきた仏教の概念がガラガラと
音を立てて崩れていく。

簡単に私なりに乱暴にまとめると
日本の仏教(大乗仏教)は、釈迦の仏教とは
大きくかけ離れたものであり、もはや仏教とすら
呼べない宗教に変遷していると言う内容。

江戸時代の天才富永仲基と共にこの著者も
日本仏教界からは非難轟轟だろうな。
それにしても私のような素人に、
難解な仏教の生い立ちから変遷の歴史を
理解させちゃう著者の文章構成力の
うまさには感動。

簡単に語ってくれることの凄み。
よく理解でき、忘れられない一冊。