小指の先と比べてもこんなに小さな花が
一生懸命に咲いている。

清馬さん、巌さん、教授、常美さん、
これまでに仕事を助けていただき
先に見送った方々。
私は故人の夢をちょくちょく見る。

今日は常美さんが夢に出て来て下さった。

晩年より少し若い顔をされてた。
あれはどこなんだろう。
商店街の入り口で常美さんが
私を見ているのに気づいた。
「あらら!常美さん!」
「お、久しぶり」
うれしかったなぁ。
二人で一緒に商店街の長い下り坂を歩きながら
お互い「元気だったか?」と尋ね合い
「常美さんには聞いてもらいたいことが
山ほどあります!」と言ったところで
私が感極まり我慢できずに大泣き。
それを見た常美さんも大泣き。
もうその後は言葉にならない。
結局なにも話せなかった。

また会いに来てください!