躁病見聞録

昨年から結構な確率で周りに事件が起きていて
躁病について紐解くことに。
この本は躁病本人が書いた稀有な本。
「躁病見聞録〜この世の全ては私のもの」

著者は英語が話せコミュ力も高く運動も絵も
歌も物書きもできるかなり能力の高い人。

ところが一旦躁が始まると、心理状態が
錯乱し恐怖の異常行動をしてしまう。
実際に周りで起きた事件とこの本の活字が
幾重にも重なった。

暴力、金銭、誇大妄想に被害妄想、万能感に
異常な行動力、社会性の欠如、
正義のヒーロー、罪の意識の低さ、
反省の浅さetc ...
どれを取っても周りを強烈に巻き込みながら
どうしようもなく何重にも「破綻」していく。

それでも支え続けようとする人が
現れるのも二重にすごい。
脳のなせるワザ、治ることのない繰り返し。

 未知の世界を覗いてみた。
既知のことなんかほんの小指の先ほどのこと。
世の中は自分の知らないことばかりでできてる。