禁断の果実

炎天下に空調服を初めて着る。

農家たるものギラギラ太陽にも耐え抜くのだ、
耐えるのだ、我慢するのだ、贅沢は敵だ、
欲しがりません勝つまでは、と言う長年
培ってきた精神論を僅か5分で粉砕される。

まるでエンドレス扇風機のような涼しさ。
ああ、禁断の果実、もう元に戻れない。

悔しい。
涼しい。
もっと早く着るべきだった。
ああ、悔しい。
ああ、涼しい。

いつもなら体力が消耗し切って
夜にはヘロヘログッタリ。
友人の木こりが「夜のダメージが違う」と
言ってたけれどほんと。

一式23000円也。