映画 福田村事件

映画 福田村事件。
随分前から知ってた事件だけど、私の好きな
森達也さんが監督してるから
見ない訳にはいかない。

関東大震災後に千葉県で香川県からやって来た
薬の行商団が朝鮮人と間違われ、女子供を含む
9人が自警団により殺害された事件。

社会主義者、赤、穢多、嫁姑、間男、朝鮮人、
部落、天皇、軍隊などなど差別に関する言葉が
これでもかというほど出てくる。
自分は差別する側で、同時に差別される側
でもあると否応なく映画に引きづり込まれる。

「朝鮮人が井戸に毒を投げ込んだ!」
などの噂やデマ、関東大震災の混乱に
乗じ殺害された政治犯や朝鮮人は
6000人にも及ぶと言う。

行商団が日本人なのか朝鮮人なのかで
揉める中「朝鮮人なら殺してもいいのか!?」
と行商の頭が叫ぶシーンがある。

自分にはウクライナ侵攻で
「ロシア兵なら殺してもいいのか?!」と
叫ぶ声にも聞こえた。