胸が

梅雨が明けた。

写真の真ん中の広い範囲の草むらは
かつてきれいな田んぼが拡がっていた。

ここには6枚の田んぼがあった。
地主さんから預かって私が長年毎年、
耕し、肥料をやり、田植えをし、
毎日水を入れ、草刈りをして稲刈りをした。
どれほどの汗と労力と時間と思いを
込めてきただろう。

それがこの田んぼを作らなくなって
僅か数年でかつての姿が想像できない
くらいの変わりよう。

ここを通る度に田んぼを作っていた当時の
記憶が蘇り、時間の流れに胸が痛くなる。