大銀杏とカメムシ

ご近所の大銀杏(おおいちょう)が
やっと黄色くなり始めた。
例年に比べ2週間以上は遅れている。
 
冬が暖かいとカメムシが越冬してしまう。
実際毎年個体数が増え続けている。
カメムシは稲の天敵。
カメムシは稲の籾を吸うので真っ白なお米が
黒い斑点米になり売り物にならない。

その斑点米は色彩選別機によって弾き
出されるのだけれど追いつかない。
あまりのカメムシの被害粒の多さに
色彩選別機の能力も限界に達してきた。
被害は30年前に比べ数十倍。
隣町の干し柿はこの暖かさと
カメムシの害で90%全滅したとニュースで。

一見関係ないように見えるけれど
イチョウとカメムシはこうして繋がっている。