
お米価格高騰や不足の報道を見ない日がない。
みなさんから聞かれるので私なりの整理。
すごく乱暴にわかりやすく説明すれば
年間消費量が700万トン、生産量が680万トン。
まずもって需要に対して今年のお米の
供給はそもそも20万トン足りていない。
そこに政府備蓄米が20万トン放出される。
これで需給はトントンのはず。
ただしこの20万トンは買い戻しが条件、
つまり今年特別に借りた扱いだから
返さなきゃいけない。
車で例えたら目的地までのガソリンが
足りないので途中で給油(備蓄米放出)して
なんとかガス欠寸前で目的地に着くようなもの。
そんな危険な運転は普通は誰もしない。
更に給油した分はガソリンスタンドに
返さなきゃいけないから次の収穫の秋は
在庫が実質マイナススタートになる。
秋からマイナススタートだけど、
この春の田植えから農家は「今が高値だ!」
とこぞって増産し、輸出米や飼料米も
高値の食用に転換するだろうから一挙に増産
秋の収穫時期にはマイナス分は解消され、
逆に少しでも過剰が出れば今度は今までの
反動で米価は大暴落する可能性がある。
これは今年が豊作の場合のシナリオ。
農作物は天候次第で工業製品のようには
計算できないから、もし来年が不作の場合は
秋からはマイナススタートなんだから
今年なんてもんじゃない。
来年はそれ以上の米不足も高騰も
十分あり得る。
宇宙旅行の時代になってもお米の需給も
価格の上下もまさに
お天道さん次第というわけだ。
お米というのは価格安定と言う意味では
かくも脆弱な農産物だ。
なぜこんなに価格が高騰してしまったのか?
は今回誰もが気になるけれど、
こんな価格安定脆弱なお米が
これまで再生産できないほどバカ安値で
安定してこれたのかを考えると
いろいろ見えてきて辛くなる。
空気や水のように安くて当たり前だった
これまでのお米価格の奇跡。
みなさんから聞かれるので私なりの整理。
すごく乱暴にわかりやすく説明すれば
年間消費量が700万トン、生産量が680万トン。
まずもって需要に対して今年のお米の
供給はそもそも20万トン足りていない。
そこに政府備蓄米が20万トン放出される。
これで需給はトントンのはず。
ただしこの20万トンは買い戻しが条件、
つまり今年特別に借りた扱いだから
返さなきゃいけない。
車で例えたら目的地までのガソリンが
足りないので途中で給油(備蓄米放出)して
なんとかガス欠寸前で目的地に着くようなもの。
そんな危険な運転は普通は誰もしない。
更に給油した分はガソリンスタンドに
返さなきゃいけないから次の収穫の秋は
在庫が実質マイナススタートになる。
秋からマイナススタートだけど、
この春の田植えから農家は「今が高値だ!」
とこぞって増産し、輸出米や飼料米も
高値の食用に転換するだろうから一挙に増産
秋の収穫時期にはマイナス分は解消され、
逆に少しでも過剰が出れば今度は今までの
反動で米価は大暴落する可能性がある。
これは今年が豊作の場合のシナリオ。
農作物は天候次第で工業製品のようには
計算できないから、もし来年が不作の場合は
秋からはマイナススタートなんだから
今年なんてもんじゃない。
来年はそれ以上の米不足も高騰も
十分あり得る。
宇宙旅行の時代になってもお米の需給も
価格の上下もまさに
お天道さん次第というわけだ。
お米というのは価格安定と言う意味では
かくも脆弱な農産物だ。
なぜこんなに価格が高騰してしまったのか?
は今回誰もが気になるけれど、
こんな価格安定脆弱なお米が
これまで再生産できないほどバカ安値で
安定してこれたのかを考えると
いろいろ見えてきて辛くなる。
空気や水のように安くて当たり前だった
これまでのお米価格の奇跡。