伊江島

伊江島は沖縄本島からフェリーで僅か30分、
歩いて一周できるほど小さく平坦な島。

東洋一の軍用飛行場を建設途中のこの島に
アメリカ軍が上陸したのは1945年4月16日。
この小さな伊江島の4日間戦争とも
6日間戦争とも呼ばれる戦いで日本軍2000人
民間人1500人が死んでいった。

軍民一体となり乳飲子を背負った若い母親まで
竹槍で突撃しガマの中で住民が集団自決
したりと、この島の凄惨な殺戮は沖縄戦の
縮図と言われる。

80年前にアメリカ軍が初めて上陸した
レッドビーチもその後将校の保養専用に
なったGIビーチも、1平方メートルあたり
3発の爆弾が降り注いだ
島も今ではただただ美しい。

美しいから辛くなる。
今ここを訪れる人のほとんどはこの島で
起きた凄惨な戦いのこともここが戦場だった
ことすらも、今でも島の西北部の広大な4万坪
がアメリカ軍の訓練飛行場として接収され
続けていることも知らない。

20代で初めてこの島を訪れ、ずっと心に
引っかかっていた。
いまもビーチは相変わらず綺麗だった。
きっとこれからもずっとこの島のことは
私の中で引っかかり続けるに違いない。